困ったら専門の人

毎日日記

前兆はあった

私の部屋は障子で仕切られている、その障子をトンっと閉めると大体室内灯が消えていた。

最初にこの明かりを取り付けるときに結構苦戦した記憶があるし、正直きっちりはまっていないように感じていた。

少しの衝撃でずれたりしそうだなと思っていたが、その影響が部屋の扉を閉めるたびに出ていた。そんな微振動で消えるとは思っていなかったが。

そういう時はipadのカバー裏にかぶせているゴム質の部分で、はまるだろう方向にグイっと動かすと明かりが元に戻っていた。

その日もまたかとipadを天井に向けて

反対方向に回してしまった。

当然落ちてきた。

時刻は夜の10時、流石に夜の暗い時間にブレイカーを落として取り付けなおすというのも無理があると、その日は電気無しですごした。

何かやるにも次の日にやろうと、そもそもきっちりとはまっていなかったのだから外れたのだし、そういうのはもう専門の人に頼んだ方がいいだろうと。

ちなみに配信も電気無しでやっていたので、右下のウェブカメラを、これはなんてホラーゲームですかとも言われた。

頼れる男Eさん

次の日、近所に住むEさんに電気について頼んでみることにした。

Eさんというのは本職だったころ電気系統の人で、今では近所の何でも屋みたいになっている。御年65歳である。

クーラーを探して取り付けてくれたのもEさんである。正直この地域にいなくてはならない人と言っても過言ではない。

そんなEさんがその日のうちに来てくれるという事を12時ごろに聞いたので、昨日の配信は1時くらいで終わることにした。

そうして2時ごろにきたEさんは、足を骨折していた。なんで?

坐骨神経痛が痛くてね、こけたんよ

あの、本当にその足で大丈夫ですか、おれなんだったら電気ない生活でも無理ではないですけど

これは事実で、電気を付けないで数日生活していたこともある。

大丈夫、今日やっちゃうから

そういって階段を、脚立ごと抱えて上がろうとし、足が止まった。

ごめん、脚立だけはちょっと持って上がってくれんかな

流石に骨折は厳しかったらしい。

Eさんにしばらく見てもらった。

これ、部品がもう古すぎて規格が違うね、もう新しいのを取り付けんといかん

どうやら部品がそもそも嵌らないものだったのだが、自分は強引に取り付けていたらしい。

ねえSさん(母)こっちの家ができたのってもう50年以上前だよね

ちなみに無茶苦茶どでかい二世帯住宅になっているので家で年季が違う、私の部屋は古い方の家にある。

そうですねえ、それから部品とかは触ってないかもですねえ

そりゃつけるのがまず無理たい、部品ごと変えるしかないね

ちなみにどのくらいかかりますか

んー、2000円かな

Eさん別に慈善事業でやっているわけではないのでお金を取る、でもその方がこちらとしても後腐れもなくなるので助かる。

そして15分ほどでちゃちゃっと部品を取り付けて、Eさんは去っていった。

天井に着いていた部品はEさんが処分すると言っていたが、そこを引き留めてもらうことにした。

そしてこれが50年前の部品になる。

そもそも欠けていたのだこれ。

嵌るはずがなかったし、はまっても少しの衝撃で外れる。もっとやばいことになりかねない状態だったことも分かる。

やはりこういうのは専門の人間に任せるのが一番だと勉強になった。

今日帰ってきて、暗い部屋にうっすら灯っていたリモコンを手に取って明かりをつけた。

パッと明るくなった部屋を見て

「あは~人間の生活~」

という声が本当に出ていた。確かに暗い部屋で過ごしていた時期もあったし、それに抵抗も覚えちゃいなかったが。

やはり人間光がないと駄目なんだなと天井を眺めながらそう思う。

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