どこにでもあるような話

毎日日記

教えるべきは全て教えろ

私はいわゆる指示待ち人間である。と言っても、いろいろと習えばその範囲でまた色々とやるので厳密には違うのかもしれない。

私が働いている店は正直マニュアル至上主義みたいな人達がいっぱいいて、特に店長やお局様はこれに反することはおろか、抵触しそうな事に極端に反応していた。

そんでもって私が店に入ったタイミングが、コロナで世間が混乱していた最盛期だったこともあってか、実のところ習っていないことが多々ある。

一番わかりやすい話をするなら、本当なら研修中というプレートを付けて付き人をつける必要が実のところ半月ほど必要だったらしいのだが、私に関しては三日で終わっている。そのくらい恐らく習っていないことがあまりに多い。

数日前に、初めて店のパソコンのパスワードを知ったくらいの人間でもある。いいだろうか、私は一年と半年以上働いているのに、パスワードをつい数日前に教えてもらった人間なのだ。

ついぞ今日も、とある鍵の場所や、そのときの注意点などを教わった。つまりマニュアルにない仕事は私には一切できないのだ。

でも教わればできる、それを教えていないのは向こうの問題だと思っているのだが、それを何故か私のせいにするのは勘弁してほしい。

全部教えて、それでもできないときに怒れよと。理不尽なことでいろいろ言われるのが私は一番嫌いなのだから。

ちなみにこのパスワードを知ることで何ができるのかと言えば、店の在庫をそのパソコンから調べることができるというやつである。

むしろなんで最初に教えてねえんだそれ?

懐かしいか怪しい顔

店でレジに入っていた時の話だった、やたらと顔をじろじろ見る女性客がいた。

あの、差し支えなければ聞かせてもらいたいのですが、ひょっとして〇〇ってところに住んでます

突然そういうことを言い出した、私が住んでいる地名をピンポイントで言い当てた、どうやら顔を見ていたのは顔を確認していたらしい。

こういう人は大体知り合いだ。地元で働いていればそういう人たちは結構来る、別に若い頃にやんちゃしていたわけでもないので知られても構わない。

まあ社員でもないと知られるのはちょっとあれかもしれないが。

あ、はいそうですよ

顔は見覚えがあるのだが、誰関係かは分からない。

やっぱりでした、名札に家風って書いてるからひょっとしてと思って、ほら、覚えてますか、空手の

そういわれた瞬間に誰か大体頭に浮かんだ、ああ、あの人かと。でもそこまで仲が良かったかというと怪しいところもある、そんな姉弟の母親だった。

ちなみに空手は茶帯でやめている、黒も余裕でとれたが、確か正当防衛が成立しなくなるとかいう話を聞いて取らなかったような気がする。

まあ人を殴るとか空手をしたことで自分は出来なくなったんだけど。

そういう事よりも十何年も前に一時期やっていただけの関係でもそこまで覚えているというのもすごいなあと思った。

人間の記憶って結構イベントごとと結びついていると、そのイベントと一緒に引き出されていくこともある。

というか、空手関係の人間ほんと多いなこの店来るのなんて思ってた。

「じゃあ、お母様によろしく言ってください」

そういって女性は店から出ていた。どうなんだろう、母は覚えているんだろうか。

家に帰ってから母に話してみた。

ああ、覚えてる、あの弟と、ちょっと太ましい女の子

母よ、そういう覚え方はよろしくないぞ。

けどまあ少し懐かしいなとは思えた。

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