資格の意義を考えた日

毎日日記

専門的とはいったい

シップを買いに来た客に向かって、薬の説明は必要ですかと聞いたのがすべての始まりだった。

医薬品に分類されるものはこう聞くのが決まっていて、9割くらいはいいですとか大丈夫ですと返ってくるものなのだが、たま~にじゃあ聞こうかなというような人がいる。

今回はそんな人がシップについて聞きたいと言ってきた

冷感シップと温感シップとあるのだが、冷感シップを使い続けても効かないので温感シップを買おうとしているという話だった。

この二つのシップは症状によって使い分けるもので、患部が熱を持つ場合は冷感と分かりやすい指標がある、温感はそれ以外と。

そういったことを説明しながらも、しかし話を聞いていると冷感シップをずっと使い続けているような口ぶりで、長期間シップを使い続けていると過敏症みたいなものが出てくるんじゃなかったっけと頭に浮かんできた

だとしたら一旦辞める期間を設けさせるべきなのか、それとも市販のシップにそこまでの効果は無かったりするのか、正直わからなくなったので他の登販の人を呼ぶことにした。

お局様が来た。

家風さあん、箱読めばいいんですよお

第一声がこれである、そんなことしなくても知識あるわと内心思ったが、なんかこいつに何言っても効かなさそうな気がしたので一言だけ。

違います、お願いします

とだけ強く言ったら意図が伝わったか説明に入ってくれた。

私が分からなかったのは客が聞きたいこと、言ってもらいたいこともそうで、つまりここで必要とされるのは専門的な知識というよりも、井戸端会議でおばちゃんたちが会話するスキルの方がすこしつよいんじゃないかなとも思っていた。おれはお兄さんでありおばちゃんではないのでそれはもうおばちゃんに任せようと。

そしたらまさかのお局様が来たのだ、こちらの説明した全てを無視して、ただ箱に書かれている文章を読み上げ

温感シップも試されてみてはどうですか

という言葉だけで締めくくっていた。

私の頭の中には、登録販売って別に専門家ではなかったんだなという考えが浮かんでいた。自分が思っていた姿と全然違って、この資格の意味を少し考えるようになった。

結局あの客には自分が考えていたものは何も伝えられず、ただ書かれている文章を読んだだけの人間を信じて買って行った。もっと自分に自信とトークスキルがあれば変わっていただろうなといまは少し後悔している。

ちなみにその後

家風さあん、あなたも資格者なんだからちゃんと説明できるでしょう

語尾を厭味ったらしく長くし、不気味に笑みを浮かべてくるお局様が来た。

正直俺はこの人に失望していて、何年も務めて登録販売やってるんだったらそういう知識も入ってるものなんじゃないのかと思って呼んだのに、やったことがやったことだったのでもう軽蔑までしていた。

そしてこういう時のお局様はとにかく触れたくないし、喋りたくもない、

あ、はい、気を付けます、それでは

と言って他の仕事をするように逃げていった。

ちなみにその後も何かといちゃもんを付けてきた

しばらくレジがごった返すほど人がいたというのに、いなくなった瞬間に、暇だったらレジ周り整備とかしないんですかあとか。

この人、人に嫌がらせをするのを生きがいにしてんだなと思った。

でもその嫌がらせ全部メモしているので、私が爆発したときは覚悟してくださいねと思っている。

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