分かれは出会いの始まり

パート先の店舗責任者(店長の次に偉い、もしくは同等くらい)が異動を言い渡されたと聞いた。

長年勤めていたらしいその人は、その話をし始めたとき、感極まってか涙を浮かべていた。

人との別れは寂しいものがある、この人はかなり優秀だし、何もわからない自分に優しく教えてくれたりと人間もできている人だった。

ただ自分は分かれがあると言われても、そこまで思うところはなかった。

自分には人間関係リセット癖のようなものがある、本当に縁を大事にしたいと思う人間に関しては連絡先を交換したりするが、それ以外だと割とバッサリ関係が途絶えても平気だったりする。

だから実はこの別れみたいなものも、正直あまりピンとこなかった。というか、おそらくだが自分がそうやって涙を浮かべることは無いのだろうなとさえ考えていた。

人との付き合いというのは限りあるもので、出会いの数には、その時の人間関係によって上限があるのだと思っている。

だからでこそ、これ以上にいい人は知らないと思う人以外、割と何でもよくなったりする。

非常に浅薄かもしれないが、自分はそういう人間なのだからしょうがない。

そしてその様子を察したかのように、「あんまり何も感じてないみたい」とも言われているので、ひょっとしたら顔に出やすいのかもしれない。

それには理由がある、うちはペットを飼うことが多かったわけで、出会いがあれば、別れがあるということである。

その結果自分の中で大事な何かが壊れてしまったんじゃないだろうかと、実際ロスになっても数日で元に戻るので愛情がないと思われそうでもある。

そうなると、出会いがなければ別れもないなんて考えを持つことさえある、だから自分は一人っきりでも大丈夫だったりもする。

だけどそれは一番悲しいもので、孤独は結局心をむしばむもので、だからでこそ出会いを求めて、別れには心を鈍麻にしてしまう動きができたのかもしれないなと。

そんな人生だったらまさに生き地獄なのだろう、その一線だけは守ってるのが、いろいろとやっていることに関係してくるのかもしれない。

そしてこんなにんげんだから、いまだに道程だし、彼女も彼氏もできたことがないのかもしれない。

ひょっとしたら将来的にもできないのかもしれないな……

コメント

タイトルとURLをコピーしました