処世術

毎日日記

お局様は敵だと確信した

客が商品を店に忘れていくのは不思議なことではない、落とし物をしたときのマニュアルのようなものもちゃんとある。

忘れていったのはトイレットペーパー、結構でかいものなのだが買い物客の中には高齢な人もいるので忘れていくことが多い。

指定された情報を残し、いつもの場所に保管する。

暫くするとお局様がその場所を開けていた、恐らく客が商品を忘れたことに気づいて連絡を入れたのだろう。

そこからトイレットペーパーを持ち出し、どこかへと持って行った。気づかれないまま商品が処分されてしまうこともある、そう考えたら運がいい。

また暫くするとお局様が今度はこっちに来た、それも目が合って一直線に来る。いやな予感しかしなかった。

家風さあん、トイレットペーパーに張るテープのやり方知ってますか

ここでいうテープとは商品を買った時に貼られるあのテープだ、店の名前が大体書かれているあのテープだと思ってもらえればいい。

え、知ってま

テープの貼り方間違えてましたよお

知ってると言おうとしたところを食い気味に被せてきた、いちいち失礼な奴だなと思った。

そのうえで考えた、テープの貼り方って何だろうと。

商品を開けるのに邪魔にならないように、斜めにテープを貼る、そのくらいしか私は教わっていない。

そもそも、テープって貼ってればいいものではと思っているのだが、そもそも間違いと言われるのはどこがと思った。

あの、何が間違えてたんでしょうか

恐る恐る聞いてみた、間違いを知らなければ訂正もしようがないだろう。

知らないんだったら調べたほうがいいですよお

『あ?』

なんだこいつと思ったが心の中で抑えることができた、普通に難癖にもほどがあるなと。

そもそも間違えていたというのなら、どこがどう間違えていたのかを教えてもらえなければ直しようもない。

そこを教えないで、調べたほうがいいというのは本当に、舐め腐ってんなこいつと。これはもう完全に敵意を持たれているなと。

外堀を埋める

私は敵だなと確信した相手がいる場合、その外堀を埋めることにしている。

つまり仕事場の他の人間に、これまでお局様にされてきたことを少しずつ流し始めることにした。

但し、この話を店の関係者に上げられてしまった場合、私も面倒なことに巻き込まれるのでそれは避けようとする、私は何もひっかきまわしたいというわけではない。

鬱陶しい奴の周りを自分の味方にして、何も知らないのはお前だけだよという状況で精神的余裕を持ちたいだけである。

仮にこれまでされた話が上に上がれば、お局様は制裁されるかもしれない、そして私もその職場ではもう目立ちすぎて元通りにはならないだろう。そっちを危惧している、お局様が首になって路頭に迷うなどは知ったことではないが、自分が迷惑をこうむるのは嫌なのだ。

だから私は外堀を埋めて味方を増やすことにしている。

これは今までの経験から学んだ事で、コンビニバイトのときも、居酒屋バイトのときも、外堀さえ埋めてしまえばなんだかんだ少しの間はうまく行くことが多かった。

手始めにバイトのおばちゃんTさんにこれまであったことを話しておいた。

普通の人は自分に都合のいい事ばかりをのべつ幕なし話すものだが、自分はあったことをありのまま伝えている。

と言っても、今回も非が全くないのだから何も隠すことがない。

なんか恨みでも買ってるんじゃない

いや、何も覚えがないんですけどね自分は

あたしもテープの貼り方聞いてみようかしら、わからないし

あー、それはやめてもらえれば、流石にあの人でも察すると思いますし。何かあった時は自分で行動するので、この件は話を聞いてもらったってだけでお願いしてもらっていいですか

うん、わかったよ

すみません、ずっとチクチクしつこすぎて、流石に来ちゃってて

このくらいで良かったら聞くよ

Tさんは本当に気のいいひとで、この人に話を聞いてもらうだけでも正直だいぶ気分が楽になれた。

もっと早くに話をすればよかったのにと思ったのと同時に、もう止まらなくなったなとも。

行きつく先は私が辞めるか、お局様が消えるかのどっちかまで行くだろう、この行動をとること自体がそもそも私にとって一つの枷みたいなものだったから。

もう敵対状態が解けることもなくなるだろうと。

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